「ふつう」vol.8 グァテマラ フィラデルフィア農園ラ・クプラ 2022/3/17~出荷開始
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「ふつう」vol.8 グァテマラ フィラデルフィア農園ラ・クプラ 2022/3/17~出荷開始

更新日:2022年3月23日


アンティグアの老舗・フィラデルフィア農園の高標高区画「ラ・クプラ」。その中でも2,000m以上のエリアでのみ収穫された「選りすぐり」ロットです!


3/17出荷分からの「ふつう」の内容は、エチオピア ラロボダ・ウォッシングステーションに替わりグァテマラ「フィラデルフィア農園ラ・クプラ」を焙煎しています。 150年の歴史を持つ、名門農園のテッペン区画からお届けします!


商品に同封してある、カード記載のクイズ答えを先に知りたい方へ

Q1:商品名にある「ラ・クプラ」はスペイン語ですが、どうゆう意味でしょうか?

Q2:フィラデルフィア農園と同じく、創業150年を迎える日本の会社はどれでしょう?

→ A.郵便局


NifCoffeeの「ふつう」「ふかいり」は味わいのコンセプトのもと、随時オリジンを変更してお届けしております。 内容は旬のスペシャルティコーヒーから厳選していますので、シングルオリジンのコーヒーとしてもお楽しみいただけます。





目次



1. 商品説明

1-1. 商品概要

地域:サカテペケス県アンティグア北部ホコテナンゴ 標高:2000m~2100mくらい 精製:ウォッシュト 品種:ブルボン

農園の麓はリゾート地になっていて、宿泊しながらコーヒー農園の見学ツアーにも参加出来きるそうです。「Filadelfia Coffee Resort & Tours」はGoogleMapでもピンが見つかります。


La Cupula(ラ・クプラ)とは、スペイン語で「丸屋根=ドーム」を意味します。広大なフィラデルフィア農園の中でも最も標高が高い区画として、その名が冠されています。

通常の「ラ・クプラ」は画像のように1900mくらいから区分けされていますが、今回はその中でも2000m以上のエリアのみで仕立てました。


キレイに整備された乾燥場(パティオ)では、結婚パーティなどにも使われるのだとか。

奥に見える山は最近も噴火したフエゴ火山です。


乾燥場。品質向上のための設備投資を欠かさない事も名門たる所以です。


通常の収穫は標高の低い場所から始まりますが、今回の商品はとても標高が高い区画のため、収穫も通常より2-3か月遅く行われます。寒暖差でたっぷり甘みを蓄え、じっくり育ったスペシャルロットと言っても過言ではないでしょう。


150年続く農園の4代目オーナー。ロベルト・ダルトン氏


青いシャツの男性が6代目オーナー予定のダニエル氏。農園経営を受け継ぐべく勉強中とのことです。


なんだかエモい1枚。こんな光景が目の前に拡がったら涙がでそうですね。



1-2. 味わい

濃縮感と透明感、2つのおいしいコーヒーたる要素を兼ね揃えている稀有なコーヒーだと感じます。熱いうちは微かに感じるジューシーな甘みを、冷めてくると厚みのあるコクを、飲む温度で様々な味わいが楽しめます。





2. グァテマラのコーヒーについて

2-1. 産地

グァテマラには「ANACAFE:グァテマラコーヒー協会」という団体が定めた8つの産地があります。

https://www.guatemalancoffees.com/


2-2. 名産地アンティグア

上記8つの生産エリアの中でも、アンティグアは高品質なコーヒー産地として名高く、多くの優良農園が存在するエリアでもあります。

コーヒー生産地としてのアンティグアは、➀高標高による十分な寒暖差、②3つの火山に囲まれている肥沃な土壌、③豊富な水源、という良質なコーヒーが出来るべくして出来る土地なのでしょう。そして丁寧で適切な精製技術が加わり、高品質なコーヒーが出来上がるのです。

十字架の丘(Cerro de La Cruz)から見下ろしたアンティグアの街並み。前方には「アンティグア富士」ことアグア火山が見えます。


2-3. 生産量 世界で何番目?

品質の高いとされるアラビカ種の生産量を見ると、世界で6番目の生産量です(3,870×1000袋)。ただし、世界の生産量からすると4%強といった数字です。


ちなみに1位はコーヒー大国ブラジル(35,000×1000袋)で全生産量(アラビカ種)の約40%、2位コロンビア(13,800×1000袋)約15%と続き、なんと上位2国で全生産量(アラビカ種)の半分以上を占めています。※3



3. グァテマラの事

3-1. 国の概要

首都:グァテマラシティ(Ciudad de Guatemala)

国土※1: 約108,889k㎡で日本の約3割弱の面積です。北海道と四国に+αしたくらいの面積です。

人口※1: 約1,660万人。首都グァテマラシティには約100万人くらいが暮らしています(人口の約6%)。

1人あたり名目GDP※2: 4,317米ドル(2020年)。世界では107位です。中米7か国の中では第3位ではありますが、2位のコスタリカ(12,057米ドル)とは倍以上の差があります。

主な輸出品※1: 衣類・繊維、バナナ、コーヒー、砂糖、カルダモン、食用油脂


バナナやコーヒーは想像できますが、カルダモンも主要輸出品なんですね。 カルダモンってカレーで使うイメージが強いですが、グァテマラはインドと並ぶカルダモンの一大産地。気候が育てるに適しているのだとか。 え、それだけ?と思うかもしれませんが、カルダモンはバニラ・サフランに次いで世界で3番目に高い香辛料なので、貴重な外貨収入源なのですね。



3-2. 民族

紀元前1000年頃から16世紀頃まで、主に中米の北部で栄えたマヤ文明。グァテマラではその子孫の方々が今も多く暮らしており、国民の4割超がマヤ系の先住民です。※1

コーヒー農園の中に突然マヤの遺跡が出現したりします。

画像左上に赤い実のなったコーヒーの樹が写っているのが見えますでしょうか?


何を祀っているのかまでは分かりませんでしたが、今でも生活に根付いているのでしょうね。何となくもう少し丁重に扱った方が良いように感じましたが。。




3-3. 世界遺産

登録されている遺産は3つ。

グァテマラ西側には、マヤ文明の遺跡を見ることができる「ティカル国立公園」と「キリグアの遺跡群」がありますが、ここではやっぱりアンティグアの街並みをご紹介します。


■アンティグア

コーヒーの産地でもある「アンティグア」の街は、世界遺産として登録されています。

1700年代に2度の大きな地震で大きな被害を被っていますが、今もその爪痕を感じる建物があり、歴史的価値の高い街です。

歴史的な建造物の温かみある色合いと透き通るような青空、雄大な火山とのコントラスト、夕焼けに映し出される石畳、ライトアップされた幻想的な街並みが一日中楽しめます。



3-4. 日本から行くとどれくらい時間がかかるの?

日本からグアテマラへは、直行便の就航がないためアメリカやメキシコで乗り換えて、首都グアテマラ・シティへアクセスするのが一般的です。乗り継ぎの待ち時間も含めて20時間ほど。

一方アメリカからは、場所によりますが3~5時間くらいで到着するので、欧米からの観光客は多いです。


4. ちょいネタ

4-1. 血液型のはなし

グァテマラ国民の95%がO型らしいです。

■参考サイト:https://belcy.jp/37346


という事は、コンパの鉄板ネタ・血液型占いで盛り上がらない!?

そもそも血液型占いは日本人しか話題にしないらしいですが。。





以上、最後までご覧いただきありがとうございました!!



※1:外務省より

※2:世界銀行より

※3:米国農務省より




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