「とくべつ」vol.4 コロンビア ウィラ県 ダブルファーメンテーション
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「とくべつ」vol.4 コロンビア ウィラ県 ダブルファーメンテーション

更新日:2023年4月17日


コロンビアの中でも屈指のコーヒー産地である "ウィラ県" 。

肥沃な土壌と高標高による寒暖差が育んだ甘みたっぷりのコーヒーです。

さらには甘みと香りを強調するために ”ダブルファーメンテーション” という製法で作られたこの商品。間違いありません!


Nif Coffeeの「とくべつ」は生産地の個性が突出している原料を選び、一番おいしく感じる焙煎度合いで仕上げます。産地が変わる毎に味わいも大きく変わる、まさに【とくべつ】なコーヒーです。 毎日飲んでも飽きない味わいを目指す「ふつう」「ふかいり」とは異なるコンセプトの、文字通りスペシャルな味わいをお楽しみください。

 

目次

 

1. 商品について

1-1. 詳細情報

地域:ウィラ県南部の10農家

標高:1,600~1,800m

精製:ウォッシュト(ダブルファーメンテーション)

品種:カトゥアイ

ウィラ県のあるコロンビア南部エリアは、ご存じアンデス山脈の一部で、5,000m 級の山々の連なる中央セントラル山脈と3,000m級の山々の連なる東部オリエント山脈に挟まれる場所にあります。土壌、標高、寒暖差において高品質コーヒーが産出される条件が見事に備わっています。



1-2. 味わい

このコーヒーはとにかく甘い!コーヒーから感じる甘いという感覚は砂糖で感じる甘みではなく、甘さを連想させる香りの特徴とまろやかな舌触りに由来するところが大きいようです。

百聞は一見にしかず、このコーヒーを飲んでいただけば、コーヒーの甘みはこういうことか!とおわかりいただけると思います。

さらにはcityローストの仄かな苦味と交わってミルクキャラメルのような滑らかさを感じます。



1-3. この商品のここがスゴイ!

このコーヒーは柑橘や熟した果実の香りに加え、甘みを強調するため “ダブルファーメンテーション” という特殊な製法で作られてます。通常ウォッシュトと言われる加工方法は、収穫したコーヒーの実の果肉をすぐに剥がしてから水槽に付ける発酵処理を行います。

一方この“ダブルファーメンテーション” は果肉を剥がす前の状態で24~36時間放置し発酵させることで、さらなる甘みを作り出そうという加工法です。なお、この発酵を失敗すると結構キツイ臭いのコーヒーになってしまいます。

ただしこのコーヒーについては心配ご無用!とてもキレイで透明感があり、かつ甘さと滑らかさも併せ持つという最高の味わいに仕上がっています!




2. コロンビアのコーヒーについて

2-1. 世界で3番目の生産量

世界のコーヒー生産量を見ると、コロンビアはブラジル、ベトナムに続く3番目の生産量を誇り、全体の約8%強を占めます(1位ブラジルは約33.5%、2位ベトナムは18.5%)。


しかしながら、高品質のアラビカ種の生産量にフォーカスすると15%強で堂々の2位(1位はブラジルで約40%、3位はエチオピアで約8.5%)。ブラジル・コロンビアの上位2国で世界の生産量(アラビカ種)の半分以上を占めているのですね。※1



2-2. 1年で2回収穫!?

コロンビアでは1年で2回コーヒーの収穫があり、それぞれメインクロップとミタカクロップと呼ばれています。多くの国は年に1回の収穫なのにとても不思議です。さらにコロンビアの国土は南北に長く、収穫のタイミングがちょっとずつズレるため、1年中どこかの場所でコーヒーの収穫がされている国なのです。

という事は、いつでも穫れたてのフレッシュな風味を楽しむことができます。



3. 国の概要

3-1. 基本データ

国名:コロンビア共和国(Republic of Colombia)

首都:ボゴタ

国土※2:1,139,000万平方キロメートル(日本の約3倍)

人口※2:5,034万人

公用語:スペイン語

1人あたり名目GDP※3:5,391米ドル(2020年)。南米12か国中では、8番目です。



3-2. コーヒーが世界遺産

2011年、コロンビアのコーヒー生産地の景観がユネスコの世界遺産になりました。

山間部の急峻な地で150年以上、数世代にも渡りコーヒー生産を続けている、北西部のカルダス県・リサラルダ県・キンディオ県・バジェデルカウカ県にある地域が「コロンビアのコーヒー産地の文化的景観」として登録されています。


参考)全日本コーヒー協会:コーヒーと世界遺産 Vol.2 




4. ちょいネタ

4-1. 時報

意外なところで意外な共通点があると親しみを感じるのが人の常というものでしょうか?

日本では「110」が警察への緊急番号と知られていますし、最近では「171」が災害用伝言ダイヤルとして浸透してきています。

また、3桁の電話番号は世界中にも存在し、アメリカの「911」は有名なところ。

そして、コロンビアにも3桁の電話番号はあり、日本と同じ番号で同じサービスが提供されているものがあります。


それが「117」の時報です。


ちなみに日本では「119」が救急・消防への緊急番号ですが、コロンビアでは救急は「132」、消防は「119」と分けて扱われています。





以上、最後までご覧いただきありがとうございました!!


※1:米国農務省より ※2:外務省より ※3:世界銀行より



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