「ふつう」vol.11 ブラジル カパドシア農園 2022/6/6~出荷開始
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「ふつう」vol.11 ブラジル カパドシア農園 2022/6/6~出荷開始

更新日:2022年7月5日



6/6出荷分から「ふつう」の内容は、東ティモール「レテフォホ」に替わり、ブラジル「カパドシア農園」を焙煎しています。 ダイアモンド・トパーズ・水晶など宝石の産出地であるミナスジェライス州は、ブラジルの高品質コーヒーの名産地としても有名です。 温かいうちは僅かに香る果実味がアクセントになり、飲み込んだ後に感じるナッツの香りが心地よいほど長く感じます。


Nif Coffeeの「ふつう」「ふかいり」は味わいのコンセプトのもと、随時オリジンを変更してお届けしております。 内容は旬のスペシャルティコーヒーから厳選していますので、シングルオリジンのコーヒーとしてもお楽しみいただけます。






 

目次

 

1. 商品について

1-1. 詳細情報

生産者:アウグスト・ボルジェス・フェレイラ

地域:ミナスジェライス州サン・ゴンサーロ・ド・サプカイー市のフェヘイアス地域

標高:1,210~1,250m

精製:ナチュラル

品種:カツアイ、ムンドノーボ


カパドシア農園のあるフェレイラ地域は、マンチケーラ山脈の西側にあるサン・ゴンサーロ・ド・サプカイー市の近郊に位置します。



1-2. 味わい

温かいうちはナチュラル精製特有のフルーティな香りを感じます。温度が低くなるにつれて、ブラジルならではのナッツの香りを感じるようになってきます。柔らかくて滑らかな甘みと一緒に感じるコクを堪能できます。作業に夢中になって冷めてしまったら、氷を入れてアイスコーヒーにしてみてください。ホットでもアイスでも美味しく飲めますよ。




1-3. カパドシア農園について

農園オーナーのアウグストさんは、2013年に15,000本のコーヒーの樹が植えられているカパドシア農園を購入し、2015年から付加価値の高い高品質コーヒーの生産路線に舵を切りました。現在は高品質なコーヒーを作り出せる品種の栽培に注力しています。

なお、この地域ではコーヒーの品質向上を目指すアルト・ダ・セーラ生産者協会(APAS)が、所属するコーヒー生産者をサポートしており、カパドシア農園も同協会による生産指導を受けています。


アルト・ダ・セーラ生産者協会(APAS)主催の品評会でもその品質の高さが評価されました。(白いポロシャツが農園主のアウグストさん)


アルト・ダ・セーラ生産者協会(APAS)による技術指導。同協会は生産性向上のための各種講習だけでなく、森林保全の指導や防犯活動など生活全般の情報共有も行っています。



2. ブラジルのコーヒーについて

2-1. 輸出量はもちろん世界1位!

言わずもがな世界一のコーヒー生産量を誇るブラジル。 日本の約23倍もの広大な国土では世界中で生産されるコーヒーの1/3以上を占めます(アラビカ種)※1。

特にミナスジェライス州のセラード地域は大きな農園が多く、大規模な機械での収穫作業は、平坦な栽培地域が比較的多いブラジルならではの光景です。



2-2. コーヒーは輸入禁止?

なんと、ブラジルでは自国のコーヒー産業保護のため生豆の輸入が禁止されています。 数年前、規制を緩和しようとしたら生産者から猛反発があったそうです。




2-3. 「コーヒーの日」の基準

1994年にICOという国際コーヒー機関が、10/1を「コーヒーの日」と定めました。 ブラジルでほぼ収穫が終わり、ブラジルのコーヒーの荷出しが始まる頃という事に起源があるようですが、もちろん標高が高い地域では10月以降も収穫はありますし、何とも大雑把な記念日設定で賛否もろもろあります。

そして一番残念なことが「ほとんど盛り上がらない」事。毎年地味~なプロモーションがコーヒー業界でささやかに行われる程度です。。




3. 国の概要

3-1. 基本データ

首都:ブラジリア

国土※2:851.2万平方キロメートルで日本の約22.5倍!

人口※2:約2億947万人(2019年)

公用語:ポルトガル語。

1人あたり名目GDP※3:6,823米ドル(2020年)。世界では88位です。


●ハイテク国 意外に思う方も多いかもしれませんが、特に航空機産業は有名です。旅客機メーカーのエンブラエル社は売上台数世界第4位を誇るブラジルを代表する輸出企業です。(日本で言うTOYOTA的なシンボル企業)


●資源大国

鉄鉱石、レアメタル、エタノール等の鉱物・エネルギー資源が豊富


●農業大国

世界最大の農業大国で、コーヒーはもちろんのこと、砂糖・鶏肉・たばこ・トウモロコシ等は世界一の輸出額を誇ります。輸出向けのコンテナは取り合いになることがあり、鶏肉の輸出が活況な際、コーヒー用の定温コンテナが用意できない!なんていう事もありました。


3-2. 気候

アマゾン地域はもちろん熱帯雨林気候、中部高原と海岸平野は亜熱帯気候で南部は温帯気候です。ブラジルの冬にあたる5~8月以外はTシャツ短パンで過ごせるそうです。

降り注ぐ日差しに小麦色の健康的な人たちのイメージのあるブラジルですが、法律で日焼けサロンは禁止されているそうです。オーストラリアなど、日焼けマシンを禁止している国ってわりとあるそうです。


3-3. 食べ物

ブラジル式BBQのシュラスコ、滋味深い豆煮込みのフェイジョアーダ、癖になるチーズパンのポンデケージョ、ついつい飲みすぎてしまうカイペリーニャ、魅惑の飲み物ガラナ、などなど。日本人好みの味付けの料理も多い気がします。日本にもシュラスコレストランが多くありますのでぜひ行ってみてください!




4. ちょいネタ

4-1. アマゾン原産のスーパーフード!?

ポリフェノールたっぷり、鉄分・ビタミンたっぷりのスーパーフード「アサイー」はブラジルのアマゾン原産です。様々なフルーツと一緒に盛られるアサイーボウルは、ハワイアンレストランやハワイ風カフェの定番的存在メニューですが、アサイー自体はブラジルが発祥なのです。

4-2. ブラジルの佐藤さん!?

日本で一番多い名字は「佐藤さん」。

それではブラジルで最も多い名字は何なのでしょう??

答えは「シルバ」さんです。


2位以下が気になる方はこちらのサイトをご参考ください。


4-3. 「銀ブラ」語源説??

大正時代のステータス、銀座をブラブラする「銀ブラ」。実は「銀座でブラジルコーヒーを飲む」転じて「銀ブラ」となったという説もあるのです。





以上、最後までご覧いただきありがとうございました!!


※1:米国農務省より

※2:外務省より

※3:世界銀行より





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